運動で記憶力を高めよう!

運動で記憶力を高めよう!

運動よりも記憶力を向上させるものは他にない

 

 

 

 

時間と共に減少する脳細胞

私たちの脳細胞はこうやってブログを見ている間にも刻々と減少しています

数にすると1秒で約10万個の脳細胞が失われ、1年で0.5%~1%ずつ縮んでいきます

 

そりゃ年取ったら記憶力がなくなるわけですね!!

記憶力を司る海馬

記憶を司る脳の組織は、左右で対になっている側頭葉に存在する海馬という組織です

 

大きさで言ったらちょうど親指くらいの大きさをしていてとても小さいですがとても重要な役割を担っています

 

記憶力の減少というのは、この海馬の神経細胞が減少することによって引き起こされるもので加齢によって衰えたり、アルコール、薬物などで減少が促進されます

運動と脳細胞

アメリカの120人を対象にした調査では、被験者をAグループとBグループに分けAグループには心拍数の上がらないストレッチを、Bグループには心拍数の上がる持久力系の運動をしてもらいました

 

一年後にMRIでスキャンすると、ストレッチをしたAグループの海馬は1.3%縮み、持久力系の運動をしたBグループの海馬は成長して2%ほど大きくなっていました

 

Bグループの方の運動は、HIIT(高強度インターバルトレーニング)のような激しい運動ではなく、週に3回40分程度早歩きしただけでした

 

他の研究では、被験者を全く運動をしないグループとフィットネスバイクをするグループに分け初日と6週間後に記憶力テストをしたところ、初日に違いは見られなかったが、6週間後ではフィットネスバイクをしたグループのほうが明らかに記憶が定着していました

 

 また、単語や公式のなどの単純な暗記は早歩きやランニング等の有酸素系のトレーニン

顔と名前を一致させるような少し複雑なものは筋力トレーニンが効果があることが分かっています

 

脳に血液がたくさん送られる心拍数が少し高くなるような運動が短期記憶するにはいいです

 

筋力トレーニングでは、脳よりも筋肉の方が血液が必要とされるため短期記憶をするには有酸素トレーニンをすることが良いと言われています

 

理想を言ってしまえば、有酸素トレーニングと筋力トレーニングを両方することが最もよいです

 

受験勉強の時に、野球部でバリバリ部活をしてて勉強をほとんどやってなかった友人が勉強し始めた途端に成績がメキメキよくなっていきました

まさに↑で書いたことが起こっていたわけですね

食事と脳細胞

運動や食事などに含まれるフラボノイドは脳細胞の新生を促す効果があります

しかし新しい脳細胞は、睡眠不足、ストレス、過度の飲酒、高脂質の食事などで減っていってしまいます

 

食事も効果はあると思いますが、長期的に続ける必要があり、有酸素系の運動なら即効性があるため暗記をするなら運動の方がおすすめです

 

脳トレの効果とは

脳トレなどの認知能力を向上させるものの多くは確かにそのゲーム自体は上達するが、とくに知能が高くなったり、集中力や創造性や記憶力が向上するといった効果はなかったそうです

まとめ

英単語を暗記するような単純な記憶=持久力系の運動

名前と顔を一致させるような複雑な記憶=筋力トレーニン

理想的には両方のトレーニングをするのが一番良い